チュニジア,トルコ 旅行記-06-  ドゥッガ -8/3-
ブラレジアからドゥッガへ向かう.
地平線に見える山をめざし乾燥した牧草地をひたすら走る.
山を越えたテブルースクという街で食事を済ます.
7$予約のランチでしたが,鳥の丸焼きが出てきて物価の安さに驚いた.
この街から6km程離れた丘陵地にドゥッガの遺跡が広がっている.
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遺跡の入り口まで来るとモザイク画の看板が迎えてくれて
期待がますます膨らみました.センスも良し.
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ドゥッガを簡単に説明すると,2-4世紀に繁栄を
極めたローマ帝国の都市で,当時は1万人もの
人々が住んでいたそうです.北アフリカは,
強大なローマ帝国に穀物を供給する穀倉地帯で
ドゥッガは重要拠点だったと言われています.
ローマ時代の広大な街全体が遺跡として残って
おり,保存状態もとても良く,1997年にアフリカを
代表するローマ遺跡として世界遺産に登録されました.

遺跡の入り口からローマ時代の劇場に圧倒された.最上段の
席からは,丘の上からの地平線まで広がる景色が素晴らしかった.
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丘全体に形成された街がそのまま遺跡として残っているので,
とてつもない広さだ.遺跡を全てまわるには,6kmくらいあるらしい.
街の中心は,丘の頂上にあるキャピトルといわれる神殿で,
その巨大な姿は街のどこからでも眺める事ができる.
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ペルーのマチュピュチュに匹敵する程の世界遺産だと思うのに,
あまり知られてなかったり,交通が不便な事もあって,観光客は
ほとんどいない.たった一人,ローマの世界に舞い降りたようで,
知らない場所を探検する子供のように,心弾ませ,
メインストリートをひたすら歩を進めました.
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頂上のキャピトルを目指す途中,浴場跡にきれいなモザイク画を発見.
水をかけて,時を越える魔法をかける.
本来の鮮やかな輝きが表れる瞬間は,何度試しても感動的です.
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ローマ時代は,宮殿や邸宅の大広間,浴場をモザイク画で飾るのが,
当時のステータスで流行でした.神話や狩りなど日常の生活が
描かれたそうです.ドゥッガからはたくさんの土に埋もれた
モザイク画が見つかっていますが,ほとんどが,チュニジアが誇る
バルドー博物館に運ばれ保存されています.なので,残念ながら
神話をモチーフにした壮大なモザイク画などは,ここドゥッガでは
直接みる事ができません.

でも遺跡自体が圧倒的な存在感で,モザイク画抜き出も,十分満足
できる世界遺産だと思います.また,ドゥッガの街はいまだ発掘中で,
今もなおたくさんのモザイク画が地中に埋もれているそうです.
ボランティアに志願して,ザクザク発掘したいくらいでした.

灼熱の太陽に何度も休憩を入れながらキャピトルにたどり着く.
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キャピトルは10mを越える円柱で支えられた大迫力の神殿で,
苦労の末だどりついた期待に十分応えてくれる感動があった.
円柱の日陰から,丘に広がる街全体を眺めていると,
ここから新しい物語がはじまるような
予感さえ感じてきちゃいます.

内部には,6mに及ぶジュピター像があったそうですが,これも
バルドー博物館で保管されてるそうです.その場で見れないのは
残念ですが,バルドーでの対面が楽しみになりました.
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ホッペタにザラザラ砂のような汚れがついているのに気づく,地面など
触ってないし色も白っぽいので,まさかとは思ったが,舐めてみると
しょっぱく,体から汗と一緒に出てきた塩分でした.
サッカー部時代の夏合宿以来でビックリでした.

そんな事を考えていると頭もフラフラ熱っぽくどうやら熱中症になった
感じ.水で水分補給はかかさなかったのですが,あまりの暑さと塩分が
抜けたのが補給できてなかったの原因のようです.
もちろん少年のように帽子は着用していましたが不十分でした.
真夏のチュニジアを旅行される方は,日傘に帽子,水分補給は
ポカリなどの粉を持っていってミネラルウォーターに混ぜて塩分も
補給するのが良いかと思います.

ドライバーさんとは,2時間半程度の滞在を約束したので,
帰り道の時間を30分確保して切り上げる.休みながらだったせいか,
7割くらいしか回れませんでした.ドゥッガの広さにはホント驚きです.

帰りの車の中,あれほど心地良かった冷房が,恐ろしく寒くて
青ざめてしまった.熱中症の影響で,体内の温度コントールと
体感温度が壊れてしまったらしい.
ドライバーさんは暑いだろうけど,冷房を弱めてもらって,
チュニスまでの2時間半のドライブを耐えに耐えた.
苦しみながら見た地平線の入道雲がとてもきれいでした.
チュニジア郊外は,どこもこんな感じの風景で,ずっと走ってると,
同じとこを巡ってるような気にさえなってきます.
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熱中症にはなりましたが,ドゥッガには大満足でした.
大好きな街のフィレンチェ,ヴェネチアを訪れた時に匹敵するくらいの
感動がありました.VIVA DOUGGA!
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by kenek7974 | 2006-09-02 00:24 | チュニジア・トルコ旅行
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