チュニジア,トルコ 旅行記 -10-  白亜の博物館 -8/5-
ラフな地図を便りに駅から,エルジェム博物館を目指して歩く.
こんなトコロを歩いてる東洋人などホント珍しいらしく,
つま先から頭の先まで舐めるように見られてしまいます.

太陽も高くなってきていて,熱中症の再発が不安になってきた頃,
なんとか白亜の博物館に滑り込みました.
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博物館というよりは,白亜の壁に囲まれた庭園のコテージのようで,
中庭には南国の色彩豊かな花が咲き乱れていたり,
建物自体がとても美しい.
街は,埃っぽく雑然としているので,エルジェム駅なども含めて,
公共機関の美しさには驚かされます.ここの博物館もモザイク画
専門で,嬉しいことに展示の9割はモザイク画でした.
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館内に入り最初に表れたのが,クジャクのモザイク画.残念ながら
クジャク本体は,修復が難しかったようで欠けていますが,
放射状に広がっている,羽がとてもきれいでした.
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クジャクの羽,一本一本を並べたような絵のモザイク画も
すっきりしたデザインでセンスが良かったです.
羽の核となる部分には,ガラス?宝石?のような青や緑の
ピースが使われていて,きれいなアクセントになっていました.
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ここの博物館のモザイク画の特徴としては,幾何学模様が多彩で
複雑な模様もなんなくモザイク画で構成されています.
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人や動物の描写も繊細な感じで建物と同じくセンスが良かった.
私が作るモザイク画も細かいピースを紡いで仕上げる作風なので,
私の感性にピッタリな作品の数々に大感激でした.
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また,博物館の外にはローマ遺跡(広大な屋敷跡)が広がっていて,
遺跡に残るモザイク画をそのまま見ることができました.
床一面に敷き詰められたモザイク画がとてもきれいで,
外なのに保存状態もとても良かったです.
2千年も前の古代人が,モザイク画のようなアートに囲まれた
暮らしを楽しんでいたかと思うと驚かずにはいられません.

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古代のエルジェムの街で活躍したモザイク職人にあっぱれでしたよ.
まさか自分が作ったモザイク画が2千年程度後の未来人に感動を
与えているなど思ってもないでしょうね.
私も少しでも人の心を温かくしたり,感激してもらえるような作品を
作りたいなぁと思ったしだいであります.

見学してる人も少なく,ゆっくり楽しめました.バルドーまでも
いかないまでも展示数も多く,修復が素晴らしいのか保存状態も
とても良く,壮大な作品もあったりで,
バルドー博物館と同等以上の満足度でした.

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なのに地球の歩き方のガイドには,さっぱりなコメントなので,
早起きできたら行ってみようかぐらいに構えていましたが,
モザイク画に興味のある方にとっては,外すことはできない必須な
博物館だと思います.訪れる事ができてホントに良かった.
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by kenek7974 | 2006-09-23 02:15 | チュニジア・トルコ旅行
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