チュニジア,トルコ 旅行記 -12-  スース博物館 -8/5-
メディナの西南端のスース博物館をめざし坂道を上がっていく.
灼熱の太陽が照りつけ,熱中症がどんどん悪化し
みるみる弱っていく.居住地域をフラフラになりながら抜けると,
ようやく博物館の入り口が見えてきた.
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ガスバと呼ばれる城塞を利用した博物館で,エントランスの門は,
高さ数mはある城壁にポツンと浮かんでいる.エントランスまでの
城壁沿いの道は,日影もなく,まさしくデスロード.
ようやくたどり着いた時は,12R闘ったボクサーが最後の力を
振り絞り,コーナーに帰っていくような気持ちでしたよ.
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館内に入るも,まずは休憩.椅子に座り水分補給とクールダウン.
こんなにつらいのは,遙か昔,部活の夏合宿依頼でした...
根性論先行の先生に鍛えられた事など思い出しながら意識朦朧.

そよ風に助けられて,少し回復してきたので,館内巡りをスタート.
最初から博物館の至宝,メドゥーサのモザイク画が登場.
頭から蛇がニョロニョロでた恐いおばちゃん.
弱った体で石にされそうでしたよ.
放射状に広がった赤や青の幾何学模様もきれいでした.
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続いて,シンボルマークと碑文のようなモザイク.
なんて書いてあるかは分かりませんが,文字をあしらったモザイクも
なかなか好きだったりします.
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細かいピースで作られ完成度が高かったのが,鷹と女性のモザイク.
羽がきれいだったのと太もものあたりの肌の質感がしっかり表現
されていました.
それにしても,裸にマントとはすごい恰好.当時の流行?
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コロッセオで闘う剣闘士のモザイク画も印象的.左足と上半身を
大きく前にせり出したヘンテコな姿勢ですが,躍動感が出ている感じ.
よく見ると足の下の細い棒?の上に乗っている??
槍を刺されたヒョウから血が出ているのはリアル過ぎて
目を伏せたくなる感じですね.
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猛獣との戦いに勝利した剣闘士は,たっぷりご褒美がもらえたようです.
勝利の女神に愛された剣闘士は,映画のグラディエーターのように,
名声と富を得てヒローだったのでしょうか...
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ガイドブックには,バルドーに次ぐモザイク画の博物館という事で
絶賛されていたので,かなり期待していましたが,良かったのは
上記ぐらい,他は,修復がいまいちだったり,保存状態が悪かった絵が
多かった.エルジェムの博物館の方がぜんぜん良かったです.
私の中では,バルドー=エルジェム>>>スースといった感じ.
ガイドブックの記載もホントに当てにならないなぁ.
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by kenek7974 | 2006-10-06 20:14 | チュニジア・トルコ旅行
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