チュニジア,トルコ 旅行記 -23- 緑のポセイドン -8/7-
ブルーモスクの次は,緑の髭が凛々しいポセイドンが楽しみな
モザイク博物館に行ってみる事にしました.
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この博物館は,ブルーモスク東側のバザール内にあるので,
ブルーモスクの丘を降りてバザールに突入しました.
銀製品,雑貨,絨毯など,いろいろなお店がならんでいます.
お店を覗きながら楽しんでいましたが,なかなか博物館が
見つかりません.なぜ?丘を少し上がりバザールを俯瞰して
ガイドブックの位置を確かめてもそれらしき建物がない・・・
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再びガイドブックで示された場所に行ってみると,バザールのお店の
横に博物館の出口らしき場所を見つけました.どうやら,
地下がメインで,地上に入口,出口がある構造のようです.
通りがかりの人に入り口の場所を聞き,ようやく博物館に
たどり着きました.緑に囲まれ入り口まで続く石畳の横に円柱が建て
られていたり,なかなかレトロな雰囲気があり期待が膨らみました.
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トルコのモザイク画といえば,ビザンティンのキリスト教をテーマに
したモザイク画というイメージが強いですか,ここの作品は,
神話や狩猟を題材に人々の生活や,動物を描いたものばかりで,
ローマ時代の大理石モザイクに近い作品ばかりでした.
現在,ブルーモスクがある場所は,以前はビザンティン初期の宮殿が
あって,宮殿から港に通じる歩廊は,モザイク画で飾られていた
そうです.そのモザイク画がメインに展示されていました.
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虎と闘う二人の男を描いたモザイク画が写実的に生き生きと
描かれていました.虎の力強さや立ち向かう男の力がみなぎっている
様子が印象的でした.
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こちらは,籠のモザイク画,編み目や影の濃淡がしっかり
描かれていて目をひきました.
↓は,メインのモザイク画を縁取る飾りの部分ですが,黄色の
スペードのようなマークが綺麗だったのと,螺旋模様の赤と
ピンクの石の発色がとても綺麗でした.
自分の作品でも気に入ってよく使う
TRV.PERSIANO,ROSE TEA SCUROという大理石にそっくりで,
昔の人も同じような石を使って作品を作っていたのかと..
感慨深かったです.
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次は,一番楽しみにしていたポセイドンのモザイク画.
細かいピースで顔の表情をしっかり描いているのと,きれいな緑の髭が
印象的です.頭の右上の部分が崩れてしまっているのが,
とても残念でした.完璧な形で見たかった.
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モザイク画の先生と帰国後に話した後日談ですが,先生のフランスの
恩師の方が,この緑のポセイドンのレプリカを作成していて,
パリのヴェルサーチ?の店舗のフロアに鎮座しているそうです.
パリに行くことがあれば,見てみたいものです.

しばらくこのモザイク画の前で立ち止まり,
気の済むまでのんびり眺めていました.
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最後は,岩のモザイク画.岩を題材にしているのは,初めてで
驚きました.チュニジア等でたくさんのモザイク画を見てきましたが,
ここにしかありません.
いろいろな色を組み合わせていて,ゴツゴツ感がしっかり
でているのと,サルバドール・ダリの絵の背景に見られるような岩に
似ているのが印象的でした.
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ステキなモザイク画たくさんあるのに,修復,移設の状態があまり
良くなかったのがとても残念でした.チュニジアの博物館のように
取り組んで欲しかったです.アヤソフィア,ブルーモスクなど
観光資源の豊富なイスタンブールでは,モザイク博物館まで資金が
回らなかったのでしょうか・・・
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by kenek7974 | 2007-05-04 02:03 | チュニジア・トルコ旅行
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