モザイクビエンナーレ2007♪
モザイク芸術の発展を目指し,日本の著名なモザイク作家さん,美大の先生達で,
結成されたモザイク会議という組織があります.

モザイク作家の研鑚の場を作ることを意図して,2年に一度作品展を行っています.

仕事が忙しかったりで,気づいた時には終わっていたりで,これまで鑑賞に行く事が
できませんでしたが,今年は,ようやく訪れる事ができました.
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横浜市民ギャラリーあざみ野という場所でしたが,
とてもきれいな建物,会場で,落ち着いてモザイク画を鑑賞する事ができました.

これまで,モザイク画の個展には,何度が行った事がありますが,
たくさんの作家さん達の作品が,ここまで一同に会するのを初めて見るので,
技法や素材などもバラエティに富んでいて,とても見応えがありました.

また,偶然,モザイク会議の会員さん等で一点,一点,作品の感想を
言ったり,議論しながら歩いて回る講評会に参加できたのもラッキーでした.
作者がいる場合は,自分の作品の紹介や解説を本人から
聞けて面白かったです.自分の印象と先生達の意見を比較してみたり,
まったく違う視点からのコメントを聞けてとても楽しく,勉強になりました..

以下,印象的だった作品についてコメントします.

芦田いずみさん:流れる(橘夫人念仏より)
 
 とてもモザイクが細かい.長方形のピースをつなげて流れるようなラインを
 密集させたりいろいろな模様を作ったり,あたかも大理石が有機的な生き物
 であるかのような生命観が伝わってきました.
 ここまで大きなサイズに仕上げた作者の執念が伝わってきました.
 
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平田恵理子さん:IROHA

 ひとつ部屋に飾りたくなる程,気に入った作品.
 紙できたお面の上にモザイクを設置しており,目の箇所は穴があいている.
 やさしい色使いとユーモラスなデザインで,笑顔にしてくれる作品でした
 
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小田いくこさん:翔(かけり)
 
 背景の黒い部分が気に入りました.大理石とガラスを混ぜて様々な形を表し,
 闇の中に見え隠れする情景を描けているような印象を持ちました.
 コントラストが強い白の鳥もインパクトがありますが,
 大きさ,数,配置位置などは,好みが分かれるところだと思います.
 
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喜井豊治さん:人それぞれ
 
 作品展にも行った事がある喜井さんの作品.異なる技法のモザイク画のパネルが
 4枚重ねられたデザインになっています.それぞれのパネルは,彼のこれまでの軌跡を
 たどるようで,石の種類,配置の工夫など見応えがありました.
 どこか,公共の建物にでも設置されるのでしょうか...大作です.
 
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櫻井真智子さん:歩奴(ホヤッコ)

 猫形モザイクの後ろ姿.小鳥が飛んでいたり,お花が咲いていたり,
 にぎやかで楽しげな雰囲気が伝わってきました.
 話を伺うと可愛がっていたペットのお墓になるそうな...
 寂しい話ですが,愛情がたっぷりこもった作品でした.
 
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松尾比佐夫さん:向こう側 →大賞を受賞.

 全61作品の中で,大賞を受賞した作品.
 アップの写真しかないので,わかりづらいですが,三日月をイメージした作品との事.
 背景の黒い部分は,間隔を広げ離散的にモザイクを配置して,ラインのうねりを幾本も
 重ね模様を作っています.中央の月の部分は対照的に細かいモザイクを密集させ,
 ランダムで複雑な模様で月を表していました.
 モザイクとモザイクの間を埋める目地材にゴールドを混ぜているのが逸脱.
 これにより大理石としては,緑や赤をメインに使っていますが,
 遠く離れて作品をみると中央の月がキラキラ輝いて見えて感動的な美しさでした.
 
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今年から一般公募を開始したそうなので,
私も満足のいく作品がつくれたら,応募してみたいと思っています.

23日の日曜まで,開催しているそうなので,
モザイク画に興味がある方は訪れてみては...

 横浜市民ギャラリーあざみ野のHP
 http://www.yaf.or.jp/azamino/calender/2007009.html
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by kenek7974 | 2007-09-21 00:04 | 作品展
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