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チュニジア,トルコ 旅行記 -30- スルタン・セリム・ジャミィ -8/8-
こんばんわ.久しぶりに旅行記をアップします.
1年半以上前の旅行ですが,写真を見て目をつぶると,
不思議と当時の様々な情景や感動が甦ってきます.
今夜は,記憶の中にあるイスタンブール郊外のモスクに旅立ちます.
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ブルーモスクのようなツーリストがたくさん訪れる有名どころではなく,
街の人々が通うようなモスクも見たかったので,
フェティエ博物館からほど近いスルタン・セリム・ジャミィまで歩く
事にしました.博物館探しはホトホト道に迷いましたが,
モスクは,ミナレット(尖塔)が目印になるので探しやすい.
近くまでくると巨大なドームが姿を表しました.
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有名ではないモスクなのに,ブルーモスクに迫るほどの大きさに
驚きでした.こんな巨大なモスクが,イスタンブールにはゴロゴロ
していて,キリスト教国を圧倒したオスマントルコがイスラム文化の
中心地として栄華を誇っていた事が伝わってきます.強者どもが夢のあと.

モスクの門をくぐると,中庭では,家族連れがお弁当を広げていたり,
ほのぼのした雰囲気がほほえましかった.

モスクに入る扉の上に綺麗な装飾を発見.イズニックタイルの
ブルーの発色がとても美しい.周りの壁は色あせていますが,
このタイルの美しさは何百年と変わらぬ美しさで,街の人々の心に
感動を与えてきたのでしょうか...
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モスク内に入るとブルーモスク同様に天井からシャンデリアライクに
ランプが灯されていました.うっすらとやさしくモスク内を包む
その光は,心を落ち着かさせ信じるものとの心の対話を行う祈りの場
として実にふさわしい光景でした.
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また,床に敷き詰められた絨毯も1人が礼拝できる区画を表し,
その連続した幾何学的な模様がとてもきれいでした.
イスラム教徒ではありませんが,この場にいるだけで,
心が穏やかになり,癒され,透き通っていくような感覚になりました.

気ままな野良猫のように,モスク内をプラプラしていると,
敷地のはずれが高台の端になっていて,金閣湾を挟んで
遠くまで見渡す事ができてました.
トルコ初日に美しい夕陽を見に行ったガラタ塔も発見.
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次回は,高台を川に向かって降りて行き,
宮崎駿ワールドのようなつぎはぎだらけの住宅街へ
トリップしてみようと思います.
by kenek7974 | 2008-01-29 00:53 | チュニジア・トルコ旅行
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